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新ウパニシャッド

一   我々は滅んでもいい
    真理を実現してゆく
    真理実現とは人を「崇拝」し
    ソフトで秩序だった社会建設と
    自己の確立にある

二   我々は人々を「崇拝」し
   生産をあげ幸福を分ち合い
   生産は農業生産を中心とする

三  我々は能率で人を見ず
    感情的 或いは知的に人を批判しない 
   我々にあるのは「崇拝」のみある 
   この一線を守る

四  我々はこの真理を人類的或いは
    世界的なものとする
    即ち一切のものの存在価値を
   認め共に栄えてゆくのである

五  我々はこの一線を破ると自己に
    ムチを加える 
   あらそいをやめて 崇拝する
   やさしさは 「崇拝」の樹に咲く果実である 
   前進する……個人と  国家と 人類のため

六  我々は一本の神性でつらぬかれた
    大樹をつくる 
    即ち根と幹と果実に 天と地をつらぬく
   社会づくりをするのである
   いくら果実がみのって
   聖者の如く恍惚を味わっていても ダメだし 
   人民に奉仕してもダメである 
   それらが確立される為には
   根である社会機構が 確立されねばならないのだ

七  個人の利益と 国家の利益と人類の利益が
   直結し 循環したものでなくてはならない
   いわゆる税金のない 雇用関係のない 搾取のない
   物価が一定した社会で 労働のすべてが 奉仕的である 
   これこそ真の人間社会であり 民主主義社会である
   根が確立されれば 幹も果実も本物となる

1972.12.31.
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| 1972年 | 10:43 | TOP↑

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梨のかおりが

梨の香りがして来る 
ご神殿に供えた梨から
この梨は昨日 新潟から送られて来たものだ
彼は給料が安いのにわざわざ買って 
遠い所から送ってくれた
その真心の厚いその香りであろう

神前に 火がともされ香がたかれた
寒い冬の夜
まだ氷もはってないが ストーブを入れ始めたばかりだ
新潟はもっと寒いだろう

聖者のような天使のような 奥村さんの
あの細眼で笑う あの顔と心が伝わって来る
彼こそ 天の一粒種だ
生きたものでない 生きたものを越えた死んだものだ

草一つも抜くことが 彼には出来ないのだ
私が「草を引いてくれ」と言ったら
「私は草を引かないことにしてあるのですが……」と答えた

彼こそ 天と地を繋ぐ者だ
細い眼をした 奥村さんの遠い所からの贈り物 
梨は生々と 神前に並んでいる

彼の幸福をただただ祈る

1972.11.21.

| 1972年 | 20:04 | TOP↑

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ヴェーダンタの社会づくり

ヴェーダンタ経済の社会は

血まようてはならない

新ウパニシャットの社会は

金の手に作品をけがすな

我が心をもけがすな


創造

芸術作品をいっぱいに各自が創り

心と場所と世界を飾りつけよ

仕事はなんぼでもある


空虚な生活をやめよ

根と幹と果実を

一直線に保て――


1972.11.19.

| 1972年 | 17:33 | TOP↑

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芸術作品は

芸術作品は売るためのものではない

「贈り物」としてこの世に出すべきであり

そうされるべきである

芸術作品と経済とは無縁である


作品は芸術から贈り物として来たもの

経済の手を触れさすな

触れた時には芸術作品ではない

生産された製品と作品とは違う

芸術の創造は 人によってなされ

贈り物として来た


故に贈り物として 止められるべきである

止めの中に それはそれとなる

けがしてはならない

1972.11.19.

| 1972年 | 11:34 | TOP↑

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新ウパニシャッドによる社会改造

一本の樹が出来た
ラーマクリシュナは その樹になった甘い果実だ
枝々と葉っぱの戯れだ
あざやかな青空 星々の囁きと
甘き喜びの歓声の歌を共に歌う 茂れる葉っぱだ

そして彼はヴィヴェーカーナンダに
太い幹をつける事を教えた
彼は世界をかけめぐり 大衆の中に入り込み
彼等に奉仕すべき事を示された

彼は人間の中に神を見て奉仕した
だがまだそれには根がついていなかった
すなわち下部構造だ

私はその下部構造を探した
根の構造はどうあるべきか 
社会の組織だ 
社会の組織が改められない以上
いくら貧乏人に奉仕してもだめだ

樹の頂上に甘い実がなり 葉っぱが星々の詩の中で
恍惚となっていてもダメだ
私は思い切って その仕事にとりかかった
下部構造の設立に

根が出来て 幹が出来て 実が実る 
神の名による一本の樹が
サット チット アーナンダ
真実在に達する根を知り 歓喜を歓喜たらしめる

根は神の真理の構造によってなされ
真理の養分を吸いこみ 幹に送り 
枝々 葉の端々に至るまで送られる
果実は 歓喜の甘実はここになる

真の民主主義は 共産主義的な社会の中に見いだされる
個人の利益と 国家の利益が直結する構造
これこそ真の民主主義である
今のような物の奪い合いの社会は 悪の社会である

良くしようと人々は努力しながら 悪がなんぼでも増えて来る
奪い合いの社会 これは真理に反する
こんな社会をそのままほっておいて 何が奉仕活動だ
何が神だ 何が恍惚か

根が整えられた時 実は実る
サチダナンダの世界が来るのだ
天へ天へ 水は根から汲み上げられる
自由 魂の自由がこの地下の構造から
一貫してなされて来るのだ

故郷は根にもあり 幹にもあり 枝にも 葉にも 実にもある
いたる所に故郷を見る
サチダナンダの歌声がこだまする

さあ 力づよく国造りをするのだ
民衆の国を 民衆の手によって
工業生産は個人にまかしてはならない

搾取は絶対やめねばならない
雇用関係は搾取である
個人と国家の利益を直結し 
循環の法則に従わねばならない

根造りに全力をかけよ
天を地に返し
地を天に返し
天と地を繋ぐのだ

新ウパニシャッドの進軍ラッパが
吹かれた

1972.11.16.

| 1972年 | 10:44 | TOP↑

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