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恋人が

涼しい風が吹いて
私は死にたくなる
恍惚が全身におそって
私は死にたくなる

その度に この世における
責任を感じながら
涼しい風を思うぞんぶん
吸うことのできない
悲しみ

人間としての生命が
私をゆかせない
人類救済の愛にもえながら

恋人が私を
さそいにくる
盛夏の涼風

1960.07.27.       
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