1962年08月 | ARCHIVE-SELECT | 1962年10月

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無分別の世界

秋の静かな朝

百日紅が 咲いてゆれる


向いの屋根に 鳩がきて

くちばしを合わせて 仲よく

している

二羽で また飛び立った

はばたきが 頭上をかすめて

去った


雀のなき声が きこえて来た

一つのものに 気をとられている

間に

他のもの音が わからないのだ


静かさや 平和は

どこにでも いつでも ある

耳をかたむけて 聞こう 見よう


故郷の空

ここが 心の故郷だ


黒もなく 白もなく

長もなく 短もない

緑もなく 赤もない

無分別の世界


1962.09.06.

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