FC2ブログ

1967年03月 | ARCHIVE-SELECT | 1967年05月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

誰から先に

おお神よ おお神よ
私は誰から どちらから先に
祈ればいいのか 迷います

二人の者が今 苦しんでいます
順番に一人一人と
お祈りをしたいのですが
それが一度にやってきて
どちらも先に 拝んで
やりたいのです

かわいそうだと思う心が
いっぺんに 一度に
私をおそって 順番に
拝めません

一人は下の村の豚屋の
おやじさん
重やんという男で
胃と肝臓が悪くて入院しています
家族の者がしょげてしまって
家の内は 皆しょぼんとしているそうです

彼は 私たちがここの土地に来た時に
大変に親しく 世話してくれた人です

もう一人は 大阪の今里の婦人で
子宮ガンのおそれありと
医者に言われたとか
大変 彼女は心配しています

また 彼女には 極道息子が一人いて
それはどうやら 彼女が以前に
生き別れをした夫がいて
その死んだ極道な夫の霊が その息子に憑いているので
息子が極道をしているようです


二人を一時にお祈りしたいし
どちらも 先に拝んでやりたい
順番に どちらを後に どちらを先に
というわけにはいきません

順番に 順番に
拝んでおれない程
かわいそうな気持が
一度にやって来て どうしようもありません

1967.04.28.
スポンサーサイト



| 1967年 | 20:24 | TOP↑

≫ EDIT

集めよ 集めよ 

集めよ集めよ そこに集めよ
集めよ集めよ そこに集めよ
意識をか 
意識でない意識の停止
意識なき意識の先を そこに集めよ

AとAが同一であるそこに
その一点に 意識なき意識を集中させよ

国家が国家である その一点も
経済が経済である その一点も
人間が人間である一点も 同じものをもつ

宇宙を支えているもの それが
それであるという そうさせている下部構造がある
その一点を見つけ出せ その性質を!

それは何か 
それはあらゆる存在を支えるもの
結合させているもの 
結んでいるもの
その一点の性質を抽出することによって
宇宙のすべての組織 人間世界の組織の純化を
可能にすることが出来るのだ

国が国であるという一点に
無停止の 停止の意識の先端を集中させよ

人間が人間であるという
AがAたらしめているそのものに
意識を集めよ
人間は救われ 世界は結ばれる

核を 核たらしめ
マイナスを マイナスたらしめ
プラスを プラスたらしめ
存在を 存在たらしめているものは 何か

自由か それは
神話か それは
詩的命か それは
無限の広がりか それは
無限の求めなき 求めか
与え そのものか

1967.04.18.

| 1967年 | 17:31 | TOP↑

≫ EDIT

春の衣

音もなく 汝は来る
裳裾をなびかせて来る
汝 待ち侘びているそのものに
音もなく 汝は来る 春

万花 咲き乱れている中に
音もなく 一足 一足
一足ごとに 全てを喜ばし
或いは急に 或いは緩く
汝は来る

舞いつつ 汝は来る
落花の嵐のなかを
くぐりつつ 汝は来る
音もなく来る

花々 草々の一つ一つの顔を覗きつつ
汝は 足音静かに近づく

「開いたかね 花々さんよ」と挨拶を贈りつつ
頭をさすり 花弁に頬ずりしつつ彼女は過ぎ去る

裳裾で全てを触れてゆく
春姫は行く
春姫は初夏の許に

1967.04.07.

| 1967年 | 10:56 | TOP↑

≫ EDIT

闇とは

闇とは一体何なのか 光の反対のものか
それともそれはただ単なる光の蔭に生ずるものなのか
光は 光波という物質であるならば
闇も闇という波の物質でなければなるまい
だが闇は 闇の波というべきものがあるのでなく
闇は光のささぬ前のもの 状態 現象なのか
さすれば 闇以前のものが状態がなければならない

闇の前に 下部構造に何があるのか 闇は光の影なのか
それとも 光は射しても闇は依然としてあるのか
あって 闇が光に遮られているだけに留まるのか
物体に光が遮られた所だけが 闇が光にさえぎられずに
闇が残るのか

闇とは一体物質か エネルギーなのか どんなエネルギーか
光波というものはプラスとマイナスによって
なり立っているのか
闇もプラスとマイナスによってなり立っているのか

プラスとマイナスは プラスから生まれるのではなかろうか
マイナスも プラスから生れるのではなかろうか
プラスから プラスとマイナスが生れるのではなかろうか
光も闇も プラスもマイナスもどうしてどこからいつ
つくられるのか
エネルギーと 時間と空間はいつ どうして どこから
生れ つくられたのだろうか

1967.04.05.

| 1967年 | 15:51 | TOP↑

≫ EDIT

四月の歌

雨にけむれる野も山も

うきうきとした 花々も

小さなつぼみをふくらます


雨にけむれる 野も山も

歌いながら 春をまつ

夢多き 大世界

大きくむねを ふくらます


雨にけむれる 野も山も

魚釣る人の のどかさに

ただ ぼう然と

見守りて待つ


1967.04.01.

| 1967年 | 14:40 | TOP↑

| PAGE-SELECT |