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1973年02月 | ARCHIVE-SELECT | 1973年04月

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心でなやむな

現象の世界をどうしよう

という事でなしに

一元の世界に意識を定着させることだ


あれがどうの これがどうのと

現象の状態にひっかかるな

それらはすべてマーヤである


現象にひっかかると

すべて ふりまわされる

現象はあくまで我々を

ふりまわすものだ

それを そこをどうしよう

どう……という見ることから

考える事から離れよ


現象は我々をふりまわすものだ

我々の手で頭で

現象を何とかしようと思うな

それらへの考えをやめよ

心でなやむな

ひっかかるな


現象をつきぬけて

それを見よ あれを見よ

あれの中で生きよ

あれの中で 遊べ

知は後退する


1973.03.28.
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| 1973年 | 19:16 | TOP↑

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私をうちくだいて下さい

私をうちくだいて下さい

私を舞いそのものとなる為に


どうか私を うちくだいて下さい

舞いそのもの 本性そのもの

空間 そのものとなる為に

もとの私にかえる為に


どうか私をうちくだいて下さい

どうか

うちくだいて下さい

うちくだいて下さい


1973.03.26.

| 1973年 | 14:31 | TOP↑

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お前こそ空間

「間」 空間は私だ

私は私でなく

あなたは私ではない

私とあなたの空間が私だ

私はそれだよ


おどれ

私はおどりそのものだ

間(あいだ)空間に

私 そのものがある

間が二つをつなぐ

二つは相対でなくなる


二つは空間の中で一つとなる

間も私もあなたも一つのもの

そして空間の間が 私だ

舞え 歌え

おどりがはじまる


やさしさ 結び ひろがりの

空間の舞いがはじめられる

私は なくなる

あなたも なくなる

空間のみがのこる

優しさ

相対のある理由が

舞いそのものを

押し出す


1973.03.24.

| 1973年 | 21:55 | TOP↑

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はじめもなく あるものそれは

ラーマクリシュナの

女性を宇宙の母だとみる見方に

私は以前から疑問をもっていた

母でも何でもなく

相対はのりこえたり 相対を!


すべてになった時

すべては同じ神である

母性でも 父性でもない

神以外の何ものでもない

仕事も人も物も南京虫までが

神である


神であるというだけで

おがむ自分というものがない

神をこちらからさがし ながめ

すべては神であると見ていたものから

見る自分が消えた


神だけしかない

おがまなければならない

相手と自分はない

ただあるものは それだけだ


すべてが神だ 私はない

踊ろうとする自己も消えた

踊りがはじまる

はじまるのではない

はじまっているのだ

はじめもなくなく それは

あったのだ


教えは消えた

哲学も消えた

すべてが一つの神だ


1973.03.14.

| 1973年 | 14:00 | TOP↑

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ネズミにも生きる権利がある

朝 眼をさました

一晩中 無事だった事を

その枕辺にあるスルメを見て

思い出した

「昨夜 ネズミが来なかったな

来たらぶってやったのに 残念だ」

とその枕辺にネズミが来たら

ぶつための 布のネパール帽を

昨夜眠る時に

フト気がついて置いてあった

それに眼がいった


というのは一昨夜のこと

ネズミが枕辺でガサガサ歩きまわって

パリパリやっているのに 眼がさめ

追っては逃げ 逃げては来る

二三度それを 繰り返したあげく

とうとう電気をつけた

すると大きなネズミが のろく走っている

つかまえられそうだが

それもこわい私は 立っていって おっかけた


そのネズミは 私の枕元においてある

スルメの箱に近づいて

パリパリ箱をさわっていたのだった

そのスルメは 結婚した子の御祝いにと思って

そこに 置いてあったものだった


よし今夜現われたら

この帽子でぶってやろう

そう思って寝たところが

一晩中無事だったのだ

現われた方が面白かったと思いつつ

残念だったなといった調子で

私は床の上に立って

そのスルメと帽子の

そのままだった姿を見た時

私の部屋に入って来た老婆に

「もう一週間したら彼岸だね」といって

あたたかくなって来るこの春の訪れを

つい口に出したそのとたん 私の頭に

春なんだ ネズミも子供を産む時期なんだ

「ああ そうだネズミには

あのスルメが必要だったのだ

子供を産むために」

――ああ 私は悪い事をしたものだ

ネズミにスルメをやればよかった

子を産むために 彼には必要だったのだ――とそう思った


ネズミを見れば かたきに出合ったように

私も他の人々も おいかけるのが常である

――いや人間にも生きる権利はあるが

ネズミにも生きる権利がある

かわいそうに今夜は

スルメを箱から出しておいてやろう

しかし 来るか来ないかわからない


おわれたネズミはどうしているだろうか

あのスルメがほしかったのに

子供を産むために

これから ネズミを眼のかたきの様に

しないようにしよう

彼等にも生きる権利が あるのだから


1973.03.11.

| 1973年 | 21:25 | TOP↑

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お前さんにはまけたよ

スリーラーマクリシュナはいなかった

スリーラーマクリシュナはいなかった

彼はいない所にあった

彼はいなかった

スリーラーマクリシュナはいなかった

いないのに スリーラーマクリシュナは

あったのである


スリーラーマクリシュナはいなかった

スリーラーマクリシュナはいなかった

いない所に 彼はあった

スリーラーマクリシュナはいなかった

彼はいないのに

いない所から 現われた

彼はいない所から 現われたのだ


ちくしょう!

いない所から現われやがった!

チクショウ!

お前さんには わしもまけたよ

しかしな わしも今 いない所から

現われていることを 知ったよ

チクショウ

お前さんはわしの先手をうちやがった


スリーラーマクリシュナはいなかったのだ

スリーラーマクリシュナはいなかったのだ

そして 彼はまた

いない所へかえっていったのだ


チクショウ!

彼の演技はすべて

いない所で 演じられていたのだ

チクショウ!

彼は スリーラーマクリシュナはいなかったのだ!


1973.03.08.

| 1973年 | 13:59 | TOP↑

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