1976年06月 | ARCHIVE-SELECT | 1976年08月

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幾何学の通路

くもはくもの巣をはる

蜂は蜂の巣をつくる

そして 彼等はその中で生活をする

なぜ彼等はその巣をつくるのであろうか

その巣をつくれるのであろうか

彼は――そこから来たからである


彼等は祖先のくもが蜂が

自分達の「元」であるように思って

いるかも知れないが

彼等の出場所はその祖先たちでなく

その巣の中から生れたのであり

彼等もそれ自身である


即ちそういう幾何学的な世界を

彼等の故郷としているのである

そこから彼等は生れた

人間もそうだ


人間は「元」のものを発見しなければならない

人間の故郷は その幾何学的な世界を

通してでないと

見ること――帰ることができないのである


それの道を誰も発見出来ず

人間は人間を何とかしようとしてきた


そして人間は人間の感情を美化し

知力を美化し強力化してきた

文芸が……宗教書がそれである


しかしそれらでは人間は

故郷にも行けなければ

自己実現も出来ない


人間は幾何学的世界を通って

帰るのである

その時感情は消える

情感的音楽 情感的宗教の

道を通して

人間は帰ろうとしてもダメだ

神信仰も人間の情感の所産である


人間が人間について考え

思いわずらっているのも

彼等はそのもとの通路である

故郷の道を知らず

人間が自己そのものであると思っている

そう考えている間 人間は人間から

脱出することが 出来ない 


神も人間もその幾何学的世界から

生れたのである

音も幾何学の世界から来た

音楽を聞きながら その幾何学の

その中に入ると

ただちに恍惚がくる


ピタゴラスが世界は三角によって

成り立っていると考えた

しかし彼は 最後に解決不能な

ものにぶつかった

それは今で言う 無理数というものであった


けれど 私と彼との間に

やや共通なものがある

いわゆる幾何学的研究が


1976.07.09.
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| 1976年 | 11:35 | TOP↑

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ハゲタカ

過去 現在 未来というものはない

しかるに人間は過去 現在 未来の中に生きて

悩み 苦しんでいる

ピュアーの世界には それがない

……過去も現在も未来もないのだ


他人の欠点 自分の欠点に気をつかって

人間は悩み 苦しんでいる

低い所に意識がとどまり

低迷しているのが人間である


死人の血肉をあさる ハゲタカのようだ

何かそんなものが いないかと

捜しまわっているのが 人間だ

それよりも高く高く 「ピュアー」の世界

――ブラフマンの世界に我々は

住むべきである


ハゲタカは過去 現在 未来の中を

捜しまわり 血肉をあさるのである

お前も ハゲタカナーラーヤンだ


1976.07.08.

| 1976年 | 10:33 | TOP↑

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眼の前のものに意識を集めていると

眼の前のものに意識を集めていると

眼の前のものによって 苦しみ 悩み 喜び 悲しむ

意識を 百億光年彼方の昔に向けよ

意識をカムバックさせるのだ


すると人間は 「もと」の人間に帰ることが出来る

家人間から 宇宙人間に帰れ

悩みも悲しみも喜びも消える

平安がくる


光明が光輝が 自己のものとなる

手を取り合って 人々よ暮らせ

神々と共に遊べ


遊びこそ人間の本当の仕事である

歌え 踊れ

百億光年彼方の人間として

そして働け!


1976.07.07.

| 1976年 | 09:54 | TOP↑

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