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1978年06月 | ARCHIVE-SELECT | 1978年08月

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霊の翼 (2)

人間への興味がなくなって来た
女 男 日本人 いや隣近所のアメリカ人たちにも
霊の翼に意識が集められると こんな事になってしまうのか
人間に興味がなくなったという事は この社会にも 
世界にも興味がなくなったということである

今までアメリカに来て 何かをしようと思って来たのだが
来たそうそう こんな事になってしまった

両腕のつけ根に翼がある
霊の翼だ
両腕のつけ根の翼に意識が合わされているのだ
それは 連続されているらしい
意識していても していなくとも

人間への興味がなくなったら その後はどうなるのだろうか
笑いも 声も 言葉もとまってくる
笑いもほほえみも 消えてしまった
つくられたもの つくられたものは
消えてしまったのだ

歌を歌う事が出来なくなってから こんな事になってしまった
それは 霊の翼――夢をもたねばならぬと痛感してから
霊の翼の世界に意識が入った
そして両腕のつけ根に 翼があると思って
それに意識を集め始めた

するとその翌朝のお祈りの時 ゆっくり低音で歌い始めたら
他の者の歌声が いかにも歌おうとしている歌声なので
それが よくない事がわかった
意識は霊の翼に集まっているから それ以外の意識で
歌っている者の歌声は聞けたものでない

するとすべての人々は 霊の翼に意識が集中していないから
歌が歌えるのだという事がわかって来た

歌はつくるものであり つくられたものである
知識の世界を通過し 知識そのものである
我々はそんなもので空洞を穴埋めしているのである
あらゆる芸術作品もその穴埋めにすぎない
歌もそうだったのだ

すると歌が歌えなくなってしまった
詩もそうだ
すべて 穴埋めのようなものだ
それをつくって喜ぶのだ 喜びとするのだ

歌声はとまった 声はとまった
霊の翼ある者には声がない事がわかって来た
声は霊の翼をもっていない者がもちはじめたのだ
そして知識 情感の美 はては愛とかいう言葉までつくって
人間の空虚な穴を埋めようとしてきたのだ

霊の翼をもつと性 性別 はては人間
それらへの意欲は切断される
見事に切断されてしまった
こんな事がかつてあったろうか
一時でなしに長つづきするのだ
無理にするのでなしに 自然にそうなってしまったのだ

大昔の大昔の人間には 性と声と歌も
むろんなかった事がわかって来た

アメリカ流のハーイという言葉も
消えてしまったかのようだ

そうだ そうだ
この翼を この翼をもっと大きく動かすのだ
幾何学的構図が描けるではないか
これが「夢」だ
これが この声の起源を発見するきっかけの
インスピレーションともなったのだ

翼をもっと大きく動かそう
歌が歌えてくる

1978.07.31.
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| 1978年 | 11:36 | TOP↑

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表現物

歌は芸術作品だ
芸術作品は 本当はいらないものなのだ

本当の人間から嘘の人間になった時
それらは 心の穴埋めとして
つくり出され始めたのである

歌は情感 知性で何やかやと思索し
かざりつけられてつくられたものだ

人間には思索する必要はないのだが
そうしなければ 生きておれない人間になってしまったのだ

霊の翼をもて 
霊の翼を

そんなものが いらない事がわかってくる
相対にどんなに 関心があるかがわかってくる
それ自身でいない自分がわかってくる
自分自身で居る事の出来ない宙ぶらりんの人間に
なっている事がわかる

人間は 何かを表現しよう
歌も 詩も 絵も その他ほとんどが
それは霊の翼をもっていない宙ぶらりんの人間に
なっているからである

1978.07.30.

| 1978年 | 11:35 | TOP↑

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歌はいらないものだった

歌はいらないものだった
歌が歌えなくなってしまった
声がとまってしまったのだ
歌が歌えなくなってしまった

今日からの 歌を歌うのは 
歌が必要でないということを
わかる訓練の為に
歌うのであって
歌うために 歌うのではない

歌がいらないということが
痛切にわかる為に
歌うのである

霊の翼のみで
十分なのだ
それ以外のものはクローズされてゆく
声が 歌が必要でなくなり
崩壊してゆく
ああ 何とした事か

1978.07.29.

| 1978年 | 11:07 | TOP↑

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声の起源

声はいらなくなった
高い声も 明るい声も きれいな声も
霊の翼のみで声というものは よごれた人間に
必要だったものだという事がわかった

ものすごい事だ
声はいらなかったのだ
人間に声がつきものだと思っていたが
人間が発明したものだ

大昔の人間と本当の人間は 声をもっていなかったのだ
声はずっと後になって つくられたものだったのだよ
これはすごい
霊の翼をもったら声がいらなくなってしまった
歌を歌っても大きな声 高い声 勢いのある声 
きれいな声も必要でなくなってきた 

声は 実はいらないものだったのだよ
それが 今頃になってわかってきた
霊の翼をもってから 霊の翼にとってかわったのが
知識と声なのだ

声を克服できたなんて信じがたい事実だ
これはものすごい今までにない大事実 大発見だ
これは発見されたものではない
そうなってきたのだ

1978.07.29.

| 1978年 | 09:46 | TOP↑

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霊の翼 (1)

霊の翼ある者よ
汝は鳥だ 人間とはちがうのだ
今の人間は 本当の人間ではないのだ
本当の人間はもっと透明なのだ
透明で 霊の翼をもっているのだ

大昔の人間はそうであった
今の人間は 知識のにごったかたまりだ
肉体も心も 不透明だ
幻で出来あがった人間だ
大昔の人間は霊の翼のみで 生きていた
今の人間は知識のみで生きている

翼をもて 翼を 
霊の翼有る者となれ 星の彼方までとぶ翼を
こんな宇宙 こんな人間どもにかかわるな
意識の視点を はるかなる彼方におけ

視点があまりにも近すぎる 
人間 物 宇宙 星 そんなものは近い 近いものだ
それに固定され それにとらわれて
直径範囲の狭い カスのような人間になりきっているのだ

人間への 人間からへの視点をはずせ
霊の翼のみで生きよ
霊の翼あるものよ 霊の翼ある者達よ

1978.07.29.                                                          

| 1978年 | 09:40 | TOP↑

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夢に 意識をとばせ

夢の遠い世界でおれ
近くでおったらあかん
星でも近いものだ
人間の眼でとらえられる
ものだ

それより もっと遠い所
ピュアーの世界
夢に
意識をとばせ

ましてや 人間や食物
見るもの ふれるもの
味わうものに
意識を向けるな

1978.07.28.  

| 1978年 | 12:58 | TOP↑

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ほほえみ

我々に最も 必要なものは
ほほえみだ

ほほえみ ほほえみ
宇宙的ほほえみ
ほほえみこそ 
我々のもの

それを忘れると
人はつまらぬことを
言いだす

ほほえみ ほほえみ
ほほえみこそ
我等のもの

1978.07.11.

| 1978年 | 12:49 | TOP↑

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歌には感情を入れるな

消えるのは 衝突の中で
消えるのだ

歌う中に 感情を入れて
歌ってはならない
感情は安っぽいものである

感激や感情音は
音の高低で 消され
ピュアー化されねば
ならない

衝突の中で破壊されると
最低速がくる
すごい 最低速だ

心の世界が破壊されて
速度と音波の高低の世界に
そして ピュアーの世界に 
入る

1978.07.03.

| 1978年 | 09:14 | TOP↑

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