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1986年10月 | ARCHIVE-SELECT | 1986年12月

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距離を翼とせよ


宇宙は 大きい翼をもっている

大きい翼

二百億光年の 大きい翼

その距離は ワシの翼


ワシがとぶ 

大きい翼をひろげて とぶ

二百億光年の 大きい翼を

ひろげて

そのスピードは 光速


光速 光速

二百億光年の 距離


大鳥は とぶ

大鳥は とぶ

大いなる「安定」をもって

それは とぶ


その翼に 神話がのっている

神話は 神話は

そこにある


1986.11.29.
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| 1986年 | 11:50 | TOP↑

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神話的な兵隊さん


私が子供の頃

その村に一人の兵隊の

帽子を着た 気違いが

やって来た

それは どこから来たのか

さっぱりわからない人だった


昔の兵隊さんの帽子であった

赤い線の入った

明治大正時代の 兵隊の帽子です


そして彼は

村の子供たちと 遊んで

くれました


一週間ほど その男は

子供たちと 戦争ごっこをして

遊びまわっていました


村の大人たちは

男も女もみな

その男のことを 気違いだと

いいました


しかし私には

気違いとは思えませんでした


私は その戦争ごっこに

参加しないで

その男と 子供たちが

楽しそうに 走り回っているのを

見ていました


気違いなのかな…?と

不思議に思いながら

村の人々は

ふいに その男の出現に

みな楽しそうに

それをみていました


何の変化もない その村に

一つのお祭りさわぎが

やって来たのです

そしてその男を 気違いだと

いいながら

見とれているのでした


人々は その男に

食事を与えていました

その男は40才ぐらいの人

でしたが

赤線の入った兵隊帽を

かぶって

子供たちと天国を

つくっていました


時には 自分の回わりに

子供たちを 坐らせて

戦争の作戦ゴッコの話を

していました

かと思うと

みんながさっと散って

その男を おっかけはじめました


ところが その男はふいに

来た時と同じように 一週間程して

姿を 消してしまいました


お祭りさわぎがおわり

村は しゅんとしてしまいました

私は この神話的な空気の中で

何か本質的なものを感じて

いました


ふいに現われ ふいに消えてきえてしまう

そこが すきだったのです


神話とはそんなものなのかなあ……

そんなところに本質的なものが

あるのかなあ……と

ずっと思いつづけてきたのでした


1987.11.22.

| 1987年 | 00:29 | TOP↑

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半導体は神話をうみ出す

半導体 半導体

半導体の中に 神話がある

半導体は 神話


時間と空間が 一対であるように

神話と半導体は 一対である


おお 走るものよものよ

おお 流れるものよ

おお 静かなるものよ

おお 透明なるものよ


半導体は 神話をうみ出す


1986.11.20.

| 1986年 | 21:52 | TOP↑

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神話がうたう

神話が うたう

神話が うたう


こまやかに しかも

速く それはうたう


神話が うたう

神話が うたう


こまやかに しかも

速く それはうたう


1986.11.10.

| 1986年 | 20:49 | TOP↑

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