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1991年04月 | ARCHIVE-SELECT | 1991年06月

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三つの世界

この世には 三つの世界がある
一つは心の世界
もう一つは 物理の世界
そして もう一つは幾何の世界である

人は今まで心の世界で生き あれは善の これが悪いのと
人と人 人と他の生き物との間で生きてきた
そこには愛があり 道徳があり 人の批判があり
扱うものは人であった

それと物理の世界 例えばエネルギー プラスとマイナス
又は力 物量等々 物との関係である
この二つの関係の中で人は生きて来た

ところが人は未だに助かっておらず 平安を得ていない
そして宗教 神 真理 哲理などと人は助かろうと
求道して来た
しかし人はいくらこれらに 道を求めても救われない
救われて来なかったのである

なぜなら それらは「本物」の世界でないからである
本物の世界はそれらの奥にある
それは 幾何の世界である 角度の世界である
そこには心や 物や 理論等はない

本物はその角度の世界にある
それこそ 我々の本当の故郷の世界である

それは 宇宙の故郷の世界でもある
全ては角度によって成り立っている
全ては それによる構造によって成り立っている

人間の細胞一つにしてもそうだ
人は 物は エネルギーは全て
その角度の世界を故郷としている
それに そのものに人間は意識を集中して
そのものの中に住うべきである

無でもなければ空でもない
そんな理論の世界ではない
その本物の世界に自分がいる事である
それによって自己実現が出来る

背骨のA点が震え上ってしまう
震えのない人生はいたずらな 時間つぶしの人生である
そして死んでいくのだ
それはつまらぬ
早く人は本当に生きるべきだ

神話とはそれだ
そこに神話があるのだ
その角度から 消えた角度へと移る

そこが根源の ブラフマンの世界だ
透明も 高貴も 優雅もその角度を土台としている
透明こそ人間の最も尊い命である

1991.05.31.
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