1993年04月 | ARCHIVE-SELECT | 1993年06月

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非合理の味わい

私が以前に インドの賤民部落で

生活したことがある

顔を洗うにも 洗面器もない

バケツから コップで水をすくい

片手で 顔を洗うのであった


戸外の景色を見ながら 戸外で

顔を 洗うのであった

小鳥は歌い 木々はゆれ

クジャクが 羽をひろげる


何千年前の 透明な角度をもつ

宇宙波動が そこに流れ 

たなびいているのが見え

小鳥とも 会話が出来るようになった


宇宙は 詩と神話の大舞台である

そこでは すべてが

一つの透明な 開かれた角度の中で

静かに舞っている


人間の考えた 合理的な知識を

よせつけないで 

それらは流れている


人は 我々の住むこの地球が

五十億年後には つぶれてしまうと 

心配しているが

今からそんな心配を する必要はない

死ぬ時が来たら 

死ねばいいだけである


人は 苦から逃げ出すこと 人生から逃げ出すこと

そんなことでなく

味わうことを しなければならない


便利なものばかりを おいかけては

詩と 神話と 宇宙からの

無限の贈り物を

受けとることはできない


人は 感覚的にのみ

進んでいると

優雅と 素朴を失い

苦と 迷いと 欲望という

閉ざしの中へ 入ってしまう


そしてそれから 逃げ出そうとして 

更に 合理的に意味づけた

考えをつくってしまう


その意味づけたものが 

人の中に入ると

理性というものになって 宿ってしまう


間違った理性が あばれ出すのである

人類は 過去何千年間も

この あばれ狂う歴史を

もってきたのである


意味づけたものには 限界がある

それを人は

気付かなかったのである


宇宙は舞い 踊っている 

その中へ 人は入り

とけてゆくのである


意味づけたもののない 

振動の中へ

自由は自由として ここにある


1993.05.16.
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| 1993年 | 21:24 | TOP↑

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非均衡系と均衡系と循環系は贈り物

均衡であると 物の動きは

とまってしまう


宇宙は 非均衡であるが故に

物は動き

生命が 保たれているのである


非均衡 即ちかたむきである

そのかたむきの系が なければ

物も生命も とまってしまい

存在そのものも あり得ないのである


その非均衡系は 物理学では

ただ それだけの意味でしかない


しかし 意識の世界

物理学以上の次元で とらえれば

それは

詩であり 神話であり 贈り物であり

「舞」そのものである


人間は 物理学だけの 知識では

生きてゆけない

科学技術文明も そこでは

ゆきづまってしまう

かえって それらは害となり

人類も地球も ほろぼされてしまう


意識の世界が この感覚世界の

奥にあることを 知らねばならない


感覚的な 物理学の世界のみで生きて

いると

自己の本当の偉大性を 発揮できない


例えば 自由と平等という言語は

最も大切な 言語であり

そうあるべきであるが

それも一つ 路線をまちがえば

感覚的な欲望の 手さきとなってしまう


人は感覚的に 前に前に 進むことばかりを

考えていると

奥なる本質に それらは根ざさない


時間は未来に向って 直線的に

走っていると思うが

それは 間違っている

人は欲望に従がって 自由 自由と

直線的に進めば どうなってしまうだろう


世の中の秩序を それらは乱す


宇宙は直線的な系によって

動いているのではない

非均衡系という 動きの場において

それらは存在している


また宇宙は 非均衡系以外に

循環しながら 物の変化は

未来に向って 進んでいる


循環系のない 直線的な時間の

一定の方向は ありえないのである


非均衡系と 均衡系と 循環系の三つ

によって 動いている

この宇宙の相は

「舞」 そのもの 贈り物そのものである


1993.05.15.

| 1993年 | 16:11 | TOP↑

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新しい舞台づくり

人間の生活している 

今の舞台は まちがっている

感覚世界のみで 生きている

舞台づくり 新しい舞台づくりが必要だ


神話を

神話的 詩的宇宙を

舞台としよう

そうでない以上

人間は 助からない


取り合い 殺し合い 

差別 にくしみの 舞台から降りよう


物理学も 幾何学も 政治学も

しまいに

舞そのものの 舞台にぶつかる


民主主義の未来の舞台は

舞そのもの 夢そのものを

実現することである


詩と神話は 実に 平安な海路の

女神そのものである


1993.05.02.

| 1993年 | 09:17 | TOP↑

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贈りものをしよう

大きい この宇宙は

贈りもの そのものである

我々も 贈りものをしよう

それが人生の 偉大な宝である


空気のような

風のような

ふわっとした

贈りものをしよう

それを させて頂こう


舞そのものの世界を ここに

実現しよう

神話そのものの世界を ここに

実現しよう

宇宙は 一つの大きな

贈りもの そのものなのだ


1993.05.01.

| 1993年 | 14:02 | TOP↑

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