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1993年09月 | ARCHIVE-SELECT | 1993年11月

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ハーダーの見たインド

ハーダは当時のヨーロッパ文明は間違っていると指摘した
彼はインド文献を手当たり次第手に入れた
ヴァガバッド・ギータもウパニシャッドも読んだ
しかし ハーダの一番気に入ったのは「シャクンタラ」であった

ハーダはその中からインドの心を嗅ぎ取った
これをヨーロッパに 持ってくるべきだと強調した
彼の影響を受けたゲーテもそのシャクンタラを絶賛している

シャクンタラの心
それはソフトで 甘く 平和で自然と共にあった
人は自然から 機械技術文明へと転落しすぎている
自然を受け入れ 宇宙に統一することを全然忘れている
そうする手掛かりさえ見つけられない

それをハーダもゲーテもインドから学んだ
インドは汚い 不潔な国だというが
それは人口の過密と 政治の貧困から来ている

インドの汚い不潔などを人は見て インドの良い所を見ない
インドには土に転がり空気に転がる 素晴らしい宝がある
その心は世界人類の宝である

リグ・ヴェーダ時代の人々は 自己の声の響きを聞いた
自己の歌声に耳をかたむけた
そのバイブレーションを聞き取ったのである

それは自己の声に転がることである
その習慣が今も インドの田舎
アジメールあたりの賤民の部落の中に残っている
自己の声 自己の歌声に転がることの出来る人々なのである

その響の中には宇宙の透明な爆発と 
透明な不動がある

ローマのパンテオンの 丸天井のてっぺんに空いている
直径30フィートの空洞は
その響を物語っている
アメリカのトーマスジェファーソンは その心の秘密を知った

彼は自分の家を そのパンテオンに似せて建てた
また彼が造った大学の講堂も パンテオン流に建てている

転がること 宇宙に転がること
ここに 宗教の最奥の秘伝があり
人間生活のすべての秘訣が そこに隠されている

1993.10.06.
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| 1993年 | 11:32 | TOP↑

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昔のインドのすばらしさ

現代社会のあり方
社会と人間の精神のあり方
それらは ほとんど間違っている
まちがったまま進んでいる

このまま行けば 奈落の底が待っているだけだ
インドを見よ インドに学べ
インドの昔からあるものに帰れ

ドイツのハーダーや ハーダーに影響を受けたゲーテを見よ
彼等はインドをこよなく愛した
彼等はそこに何を見たのか

世界最上の国と 彼等の心を魅了したものは何だったのか
それはカーリダーサの「シャクンタラ」であった

「シャクンタラ」を読んだ彼等はそれに夢中になった
バガヴァッド・ギータよりも「シャクンタラ」
「シャクンタラ」「シャクンタラ」と彼等は夢中になった

そこに神と人間の社会を見たのである
甘くやさしいインド文化に彼等は
魂の古里を見出したのである

そのインドとインド人
どういうインドとインド人が彼等をして
「インドは最高の国」と言わしめたのか

私はそれを探った
そして分った事がある
それは「土」であった
「土」の中に転がり回れるインドの人であった

土は彼等にとって 野菜を作る為の道具ではなかった
現代の人間は「土」は野菜を作り 
経済に変える道具にすぎない
だがインド人は 人間が「土」の中に転がり回れる相手
そのものだったのである

「土」にころがれる者は「空気」の中にも転がり回れる
人よ 土の中で転がり回れ 空気の中で転がり回れ
「その」富がそこにある

「その」富がまた自己の中にもある
自己そのものもそれだ
土の中にも 空気の中にもそれがある

自分の声の中にもそれがある
声そのものが「それ」である

自己の声の「それ」に酔いしれよ
これが人間にとっての天井の空洞である
知的な力を抜いて 自己の神性に転がれ

社会の夢が 未来が 時間が
空間が見えてくる

1993.10.06.

| 1993年 | 11:10 | TOP↑

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