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甦りの羽ばたきと白紙の舞の啓示

天体の軌道を研究したヨハネ・ケプラーは
キリスト教の牧師であった
ところが彼は同時に数学者であった
彼は次のように言った

至福を与えたり 罰を与えるような神はない
神というものはそういうものではない
もし神があるならば幾何学が神だ
これは宗教界の闇を照らした最初の光でないかと思う

このケプラーの影響を受けたのがデカルトである
そしてこの宇宙は幾何学によって出来ていると言った
私もその影響を十分受けている
そして考え見つけたことは 均衡系と非均衡系であり
そこで出来る角度によって
運動が起きるという事である

太陽の回りを星々が動くのも その基にそういう構造があり
その角度によって動いている
いくら太陽に引力があっても
この傾斜がなければ 何も運動は起きない
この宇宙の元にあるものは只簡単な一つのこと 
この角度である それをインドが見つけている

インドの大昔にリグ・ヴェーダというのがある
そのリグ・ヴェーダに
光が斜めに走った そこから宇宙が生まれたとある

このように角度というのは 非常に大事なものであり
幾何学がこの宇宙の元にあるということだが
数学でわかるのはここまでで この角度によって
どうして宇宙ができるかという意味は分らない

それらをまとめあげるのに
私が学んだハイデッカー哲学が役立った
ハイデッカーは この宇宙には 開きと閉ざしがあるという
そして宇宙の奥に角度がある 
ということは角度というのは 開きということである

ここで開きとは 子供を産む母の愛情のようなものである
生まれた子供の如何によってその愛情は左右されない
ここではじめて 幾何学の角度は心の世界に入ってくる
これではじめて 幾何学と心の世界が結ばれる 

これが私の考えである
もし神があるとするなら幾何学が神である
と同時に神は 開きという意志をもったものである
角度は幾何学の世界で 幾何学の世界に心がある
これが神の意志

我々は角度によって出来ている 同時に
開きの心によってでている
私というものはこの角度であり この開きの意志である
だから開きをもって どんな人でも受け入れる必要がある

あらゆる物質も 生命も この角度から出来ている
鳥が翼を羽ばたかせて飛ぶ 
ここに幾何学が描かれる
幾何学は生命の元のもの 
そこから自分たちの命ができている

羽を生やして飛ぶことは 幾何学を描いていくことである
エジプトの昔の物語にそれが言われている

イシス女神の神話である夫を
刀で切られて殺されたイシス女神は
バラバラになった夫の死体の破片をていねいに探し
きちんと並べた
そしてイシス女神は その死体の上で羽を上下に動かした
それによって夫は甦って来た
これはどいうことか

これは 羽ばたきによって
生命が甦るということをいっている
羽ばたきは生命の基である
幾何学は生命の元だということをいっている

インドも偉大な知恵をもっていた
エジプトはこの秘密を知っていた
この羽ばたきは生命の元 自分たちの中にある命である
この幾何学はいつも羽ばたいている
今ここでじっとしているあなたたちの命は
世界中に羽ばたいている

私は50年間 このような研究をしてきた
そして終いに 決定的な天の啓示を受けた
終りにふさわしい啓示
それは白い紙が 天から舞い降りて来るのが見えた 
ここに宇宙の秘密の全部が隠されている
ここに幾何学の角度が在る

宇宙は宗教的な難しい説教で出来ているのではない
幾何学によって宇宙が出来ている
宇宙の根本に幾何学がある 
もし神があるとするならこれが神だ
幾何学 これが神だ

その時 羽毛の飛んでいるのが見えた
これも同じことを意味している
これは軽くてどこにもひっかかっていない

羽毛の神秘を解き明かすヒントがエジプトにさらにある
エジプトには 死者の審判という絵がある
その絵に秤がある 
一方には死んだ人の心臓
死んだ人の心の一切を意味する 
一方に羽がのっている
この心臓と羽が釣り合えば 魂は救われるのだ

宇宙の真理はこれにある
羽毛の軽さが その舞い踊る姿が命の源である 
人間の 自分たちの本性もただこんなものである

エジプトの人はこれを知っていた
エジプトの人の知恵は素晴らしかった

2001.06.10.
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カバは頭を消し去る

イタリアの神話学者のヴィコは 詩と神話の大切さを
理解しており 神話の発見者といわれるぐらい
神話の大事さを唱えた人である
ヴィコは太古の人類の精神を研究した

一方デカルトも 詩については理解していたが
神話に関することは分らなかった
デカルトは 古い人々のことを学問がないから
考え方も間違っていたと思ったから 少々軽蔑していた

しかしヴィコは その教育を受けていない太古の人々の
持っている感性が すぐれているととらえていた

デカルトはその反対だった 
そこでこの宇宙を現実的に研究していった
そしてデカルトは言った
現実の世界によって掴んで来る知恵によって未来を創るのだと
彼は物理学者であり数学者であった

ヴィコはデカルトの考えに反対した
デカルトはヴィコの考えに反対した
ところが良く考えると
ヴィコもデカルトも正しいことを言っている

今我々はそのことを統一する必要がある
現在の世の中はヴィコの世界でなしに 
デカルトの世界になっている 

ところでよく考えるにやはり知や知識というものも必要である
ところが知識を頭の中に詰め込むと失敗する 

知識はポケットに入れておくべきである
頭はいつも空っぽにしておくと 知識で捉えることの
出来ない情報が入ってくる

今は我々のどこの家にも屋根の上にアンテナを置いている
そのように頭を空っぽにして
宇宙にアンテナをはっていなければならない

だからヴィコという人は
こうしてアンテナを張ることを考えた
デカルトはアンテナをもたずに目をもって
この世界に入っていった

ところがそのデカルトも良い事をいっている
数学的知識でこの宇宙を見つけることが出来るが 
しかしその奥は 数学的な知識では捉えることが出来ない
奥は頭でなしに 感覚的な感性でないと
入っていけないと言った

しかしそれには ヴィコのいったエンプティアンテナを
持たねばならない
ヴィコのいうエンプティアンテナは確かに必要である
しかしもう一つ デカルトのいう知識も必要である

ヴィコもデカルトもそれぞれいいことを言ったが
その奥まで入ることは出来なかった

このふたつが一つになって
もっと奥まで入らなければならなかった 

そのもっと奥にいくのに 一つの秘密が必要になってくる
それには賢かったらいけない
故に知識をポケットに入れて 頭をエンプティにする

ところがこれがなかなか なれなかった
50年間費やしても とことんなれなかった
ところがついになれた
それはカバを拝んだからなのである

それはエジプトが既に知っていた 
だからエジプトは素晴らしかった
エジプトの大昔の人はカバを拝んでいた
エジプトではカバがお産の神になっている
それは命を生むもの

カバのことを考えると
自分たちの知識はどこかへ行ってしまう
その空っぽの中から命が生まれる

空っぽにならないと 命が生れてこない
カバが我々の助けの神である

2001.06.10.

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