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太陽のおしゃれは消えた

我々の住む太陽系と 違う太陽系に住む人々がいた
毎日上がる太陽は 紅の衣を拡げて昇って来た
人々や鳥たち その他のものに 
その美しい姿を見せんがために

人々や鳥類や その他のものは 
その麗しい太陽を仰ぎ見て
自己のなせる業のように満足していた

太陽はもっともっと その麗しさを示した
西の空に沈む時も 静かに長く別れを惜しみながら
紅の布を閉じようとはしなかった

瞑想の時間は一時間も 二時間も
その麗しく 静かなピュアーの中に続いた

しかし 聖者が言語を造り出した
人々のバイブレーションは 意味のあるものに傾き始め
神聖なるバイブレーションを失い始めた

言語は事物に意味を与えた
あちらとこちら 私とあなたも生まれた

私が 太陽を見 私が月を見るようになった
それまでの人は太陽も 月も自己そのものであった
太陽の拡げる朝夕の紅の衣は 
自己そのものの衣であった

言語は人々を 相対の中へぶち込んでしまった
人は死を感じ始め 死後の世界を考え始めた
人々は次第に自信を失い 食べ物を蓄え始めた

太陽は 紅の衣を拡げても
人はそれに見向きもしなくなった

太陽は終いに その衣をしぼめてしまった
暗闇が世界を覆った
太陽は光をなくし 人間の住んでいた世界は
冷え切ってしまった

生命は絶滅し
氷が 寂しくその太陽系の歴史を
物語っていた

光も 熱も 生物も そこにはなかった

2002.06.06.
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