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2004年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2005年02月

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ある男の手伝い

宇宙を動かしている者が いたとするなら

それは 我々人間の親である

宇宙の時空の中から 生れた子が

我々である


リグ・ヴェーダの詩に ウシャスの詩という

のがある

これは太陽の上る前に その前進を

祝して

ウシャス女神が 東天を紅に染めきよめる


太陽よ 来ませ とウシャス女神は

太陽をみちびく

……これは 手伝いでもあり 詩そのもの

である


理性即ち 合理をこえた世界を 

展開している

すると 詩というものは 合理の中から

生れてこない事になる


詩は透明で 我のない芸術的な

遊戯の中にあるようだ

神話もそれと 同じである


合理を越え 自己存在を越えている

むろん 欲も 善悪も越えている


すると善悪は 欲と 我れと 合理から

出てくるようである

詩と神話と 縁の遠い世界だ

そんな世界を人間は 理性としているのだ


ところが ウシャス女神は そうした

我れとか 欲とか 善悪というものを

少しも持たず

太陽の上ってくる前の東天を 紅にそめ

きよめ

太陽の進行を 手伝っている


ここに親への手伝いが 見られる

そこで 我々人間は 宇宙の親に対して

手伝いをしているであろうかと ある男が

考えた


そこで彼は ウシャス女神にならって

朝 太陽の昇る前に

魔法の小箱から 筆をとり出し

東天を 紅に染める手伝いをした


その男は その行為をするようになってから

毎日が満足であった

そして夜は 星空を眺めて

両手を上に向けて 天体を動かす

宇宙の親の手伝いをはじめた


朝は朝で 夜は夜で 天の手伝いを

はじめた彼は

かつてなかった心の安らぐ

うれしさ一杯の毎日を 送れるように

なった


人生にはじめて 満足が来た

詩そのものに 彼はなれたのである


2005.01.30.     
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| 2005年 | 20:28 | TOP↑

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オチャメの飛翔

この大きな宇宙があるだけで

詩であり 神話である


それだけでいい

そうなれ そうなっていれば

いいのだ


それ以外に 思考するな

目標をもつな


この大宇宙を 

距離と 時間の大宇宙を

翼をもって 飛翔しておりさえ

すれば

それでいいのだ


オチャメの飛翔となる


ニコニコも 光った顔も 香りも

でてくる


2005.01.28. 

| 2005年 | 23:40 | TOP↑

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原始の言語

宇宙には 閉ざしと開きの構造がある

かくれと現われ ともいえる

それらの遊戯は 斜めの角度を

くぐって 行われる


宇宙は 遊戯している

斜めの角度の中で


宇宙のすべては この遊戯を

しながら

光り輝いている


遊戯とは 踊る事ばかりを

言うのではない

ニコニコ顔で 遊戯すること

ニコニコ顔で 光り輝くこと

それが 遊戯である


原始の言語は ニコニコ顔と

光ることが 言語であった


太古の人々は 生れながらにして

神学詩人であった

黄金の音色と 色彩と 香りに

輝いていた


2005.01.25.

| 2005年 | 16:56 | TOP↑

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ある男がいた その4

しかしニーチェは その古里に帰ってくる

者のことを 書いているが

どうしたら その古里にかえれるかを

言っていない


今日までの哲学 聖賢のたくさんの言葉

それら いい事を言ってくれているが

その最後の一番大切な

親と子の関係と 手伝いの事を見つけていない


自己を発見せよとか 無我無欲になれと

言ってくれているが

これらは皆 自己を仕立て上げよという

ラッパにすぎない
 

そのラッパにのって 前方に突撃する者は

皆前線で 撃ち殺されてしまう


自己を仕立て上げよ というラッパを吹いて

くれただけであった

しかしそれが アダになっていたのである


ニーチェも 無意味なる真理の実態を言って

くれたが それ以後 狂うしか道が

なかった

ニーチェにしろ ヘルダーリンにしろ 帰郷を説いたが

真の方法を 見付けずじまいで終っている


それが 今日までの求道の歴史の結末である


2005.01.24.

| 2005年 | 23:11 | TOP↑

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ある男がいた その3

手伝い

それから この男は いつも親と離れない

ことをちかった

そして 親のしている事をまねはじめ

親の手伝いを 微力ながらするようになった


これをバカな男と いえるであろうか

科学者 哲学者 聖者や賢者 その他

良識ある方々に それを尋ねたい


彼の心の中に 詩の世界が展開したのである

良識 理性 合理をかなぐりすてて

彼は詩そのものの井戸の中に 泉の中に

波紋となって 入っていったのである


彼は今まで 忘れ去られていた古里

親と子の関係

親の許に やっと帰れたのである


ニーチェの言う あの家出息子が

生れ故郷に 帰る事が出来たのである

故郷は 彼をむかえ

祝宴を催してくれると ニーチェは言っている


その男のひざもとに 猛獣までが近づいたと

彼は言い

その者は もはや地を歩かず

空をとぶと ニーチェは言っている


人はこの 親と子の関係をすっかり忘れ

家出息子となって うろついているのである


2005.01.24.

| 2005年 | 23:08 | TOP↑

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ある男がいた その5

ある男がいた 

彼は瞑想して 宇宙を動かす

親の手伝いをしていた


誰がこれをバカ者であると 言えるであろうか

言う方の人間こそ バカ者である

詩とは 空想力の世界であって 合理の世界で

ないという


しかし詩とは そうした空想の世界

感性の世界のみを 詩というのではない

詩とは 詩人とは 親と子の関係を

結んで 離さない人のことを言うのである


手伝うこと ――これを大昔の人々 エジプト人も

インド人も ちゃんと心得ていた

イタリアのヴィーコが 「太古の人は 神学詩人で

あった」といった

そして それに帰れといった


しかしそこまでで それになれる大切な道

親の手伝いを 子がするのだという

そうする事が 神を知る 神の知恵を知る

詩人なのだという事まで

見つけていなかった


それなのに エジプト人と インド人が太古の昔に

その知恵

その方法を ちゃんと発見していた

それがイシス女神と ウシャス女神の

物語を通して 知る事が出来る


しかしそこに 秘められてあるその出来事を

今日まで 見つける事が出来なかった

私がやっと 天の助けを得て

その秘伝を見つける事が出来た


それが見つかれば 今日までの人間の

歴史 文明の歴史を

書き換える事が 出来るのである

欲ばかりに走っていた 人間の歴史を


2005.01.24.

| 2005年 | 15:02 | TOP↑

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ある男がいた その2

親と子 その男はそこに 親と子の

関係を見たのである


親と子の関係を 見付けるまでの

その男の考えは

いつも自己を 仕立て上げようと……

そういう事ばかり 考えていた

そして その為に多くの時間とエネルギーを

ついやして来た


しかしそれは 欲であった事を知った彼は

求道を断念した

求道は 欲の結果することであると気付いた彼は

幸せ者であった


なぜなら それに気付く人は少ないからである


気付いた時から 彼の運命は急速に

好転しはじめた

そしてそこに見付けたものが 親と子の

関係である


子はそこで 何をなすべきか……が

わかって来た

彼は 最初に思い浮かべた事は

アヒルの親と子の関係であった


アヒルが生まれると

そのそばに居たものを 彼は親と

思ってしまうのであった

そばに動くオモチャの車があったら

その車をおっかける

その車のあとを ついて走る


ある時 そのアヒルのそばに

白さぎが居た

その白さぎは いつもそのアヒルの

そばにいたので

アヒルの子供は その白さぎを親だと

思いこんでいた


その白さぎが 片足をおりまげて

一本足で立っていた

するとアヒルの子は その真似をして

一本足で 立つようになった

……これは事実である

この男は その映像を見た事があった


そこで彼は考えた

親の真似をすべきだと

……それから彼は 天体を動かしている

親のまねをするようになった……という

物語である


2005.01.24.

| 2005年 | 08:50 | TOP↑

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ある男がいた その1

ある男がいた というタイトルを

思いついた

ある男がいて 彼はいつも夜空を

ながめて瞑想していた


その男は 何をしているのかというと

宇宙を動かすことが出来ると そんな

バカげた事を 考えていたのである


しかしこれは バカげた事であろうか

科学者や哲学者 或いは意識ある者たちの

仲間以外の世界に 住む男かも知れないと

先ずは大目に見てあげる事も 必要な

世界が

あるやも知れない


このバカげた男の考えは こうである

宇宙根源の一者は 時々刻々に

この宇宙を 動かしている

という事は この大きな宇宙を動かしている者が

あるという事である


空想ではない 現に宇宙は動き しかも

それを 動かしている者がある

それが宇宙の根源 宇宙の親とでもいうべき

者 そいつがいるのだ


そして我々は 即ち動かされている者は

みな子である


2005.01.24.

| 2005年 | 08:38 | TOP↑

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オリオン座と魔法の小箱

神は時々刻々に 宇宙に魔法を

かけています

見て下さい 夜空の星空を

オリオン座でも 地上すれすれに

現われたかと思うと

一寸したすきに もう大分上の方に

移動しています


夜が明けた頃には

魔法の小箱の中に しまいこまれるのか

消されてしまうのか

オリオン座はまた 明日の夜でないと

現われてきません


朝が来ると 星々はすっかり消えてしまい

太陽が小箱の中から

引き出されて来ます

神は たしかに 宇宙の魔法使いかも

知れません


黄金で輝く星々や 太陽や 人間や

樹をつくって動かしています

金粉をまき散らして

それは詩である


2005.01.19.

| 2005年 | 23:21 | TOP↑

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科学するとは

科学者にしろ 哲学者にしろ

宗教家にしろ

あの夕焼け空を つくれるで

あろうか


なぜその前で 頭を下げないの

だろうか

神は何を 人間に求めているので

あろうか


神への 信仰あつい人間の心で

あろうか

そんな事を考えるのは ロボット人間の

考える事だ


詩の世界から 離れ切った人間の

する事だ

神は人間に 何をほっしているのだろうか


知恵かしこい人間 信仰あつい人間

便利な機械を 上手につくれる人間

ものすごい武器を 上手につくれる人間を

神が ほっしているのだろうか


人々よ 地に両手をついて

地のあたたかさを 感じとってみよ

それが 科学だ


そのあたたかさは 詩である

親のふところである

それを知るのが 科学である


2005.01.19.

| 2005年 | 20:20 | TOP↑

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