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時間 空間 夢は一対である

コップはコップである ベルはベルである 人は人である
しかしそれらは 共に同格である
存在するもの全ては その相互作用の中に生きている
ところがコップは 
人にとって水を飲む時の道具としか考えていない

自転車は 人間にとって乗り物である
道具としての自転車であり コップであり ベルである
少しもそれ等とひっついていない
これを合理主義という
すると人は人でなく 物となってしまう
人はいつも それらの外にある

人は偉いと思っている どこが偉いのか
人は落ちこぼれの「物」になっていることを知らねばならない
おお 哀れなる「物」たちよ
何千年も 何千年も人は哲学 宗教 科学 教育
政治 経済等々と騒いで来た

しかしそれらは 合理主義という
平衡系と相対系の中での苦闘であった
全てと一つになること 
全てと 友になることを忘れて来たのである

宇宙の現象は あらゆるものが関連し 
その相互作用によって変化し進化している
それは非平衡という開きの系によるものである

人の生命一つにしても
何かと 何かとの相互作用によって 成り立っている
いわゆる 傾きの系である
傾きなくして物は動かない
違いなくして物は変化しない
人もコップも その違いの中にいる

人は人 コップはコップと道具として割り切るのは 
間違っている
だから人は 友を失うのである

インドの太古の聖典 リグ・ヴェーダに
光が斜めに走った 宇宙創造は そこからおきた とある
斜め 傾きは非平衡系である
その斜め 傾き 非平衡系は詩であり 神話であり 
夢を内在していることを人は知らない

時間も 空間も一つの斜めの系である
斜めなくして時間も空間も その働きを止めてしまうのである
アインシュタインは時間と空間は 一対であるといったが
時間と 空間と 夢の三つが一対であることを知らなかった

斜めは 夢の現われであり
詩と神話の現われであることを知らなかった

宇宙は詩と 神話と 歌と 踊りに満ちている
合理の知識は 表面だけを走っている
この世界は外界との相互作用を繰り返す 複雑な現象である

現象は 時間と共に発展している
自然の全体像を理解しようと ニュートンの物理学や 相対論 
量子論を 越えねばならないのである
細分化する事では捉えきれない自然の 全体像を理解する
新しい学が必要である

友を持とう 自然の働きという友を
人間だけが偉いのではない

自然と交わり 自然と戯れ 自然と眠り 自然と夢み
人と 社会と 宇宙の秩序を立て直そう
非平衡系という夢をもつ 創造の力の中で

1995.01.24. 
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| 1995年 | 20:28 | TOP↑

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