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精とは

精とは確かに我々が知っている花の精とか
樹の精とか 水の精とかいったようなものである

花の精が子供になって子供たちと一緒に遊んだとか
花の精が子供に語りかけたというように
おとぎの国のような話を 我々は見たり聞いたり
書物で読んで知っている

天子が翼を生やして 大人たちの夢や幻に 
現われて来ることもある
或いは 花や樹々の精が大人にも語りかけてくる事もある
これらはすべて動きの世界である

存在事物が存在している
その存在のみをとらえる時 そのものは静の中にあり
停止の世界にある

「樹が一本立っている そこに詩がある」ととらえたとき
それは停止しており動ではない
人間の意識が停止の中でとらえたものである

ところが 人間の心が動き始め
そのものを動きの中でとらえると 神話の世界に入る

生命としてとらえ 動き エネルギーとしてとらえ始めると
動きが始まる
不動と動と考えてもよい

動の世界に入ると
「精」をとらえ始めたのである
そして それらを生きものとしてとらえた時
そこに「精」が飛び出してくる

「精」は人間の心によって
幻的に作り出されたものではない
そのものは生きているのである

それを人間がとらえた時
そのものと 人間との間に触れ合いがおき
そのものが動き始めるのである

1989.12.13. 
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| 1989年 | 12:54 | TOP↑

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