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一粒のブドウと 木そのもののブドウの木

決定的なものが来た 
巾は拡がり 翼となった
その巾は 宇宙大に拡がる巾となった

ブドウの一粒一粒がブドウであるが
ブドウの木そのものが ブドウである事が分って来た
すると一粒一粒の今の自分は本当のブドウでなく 
数多い複数のブドウの一粒である

しかし本当のブドウといえば 一粒一粒ではなく
その本体のブドウの木がブドウというものであった
一粒一粒のブドウであっても 
それはブドウの木になった一粒に過ぎない

その事から自分というものは ブドウの木そのものが 
自分であると分った
となると自分というものは 
宇宙という一本の木そのものである という事になってきた

大きな巾そのものを持つ大木
樹が一本立っている それが詩である

自己という一粒が踊るような踊り観念は
吹き飛んでしまった
そんな小さな一粒の踊りをするのでなく 
木が一本立つのである

それが詩であり 悦ばしき踊りそのものである
慄然とその木は立ち 
悠々と翼を拡げて その巾なる木は飛んで行く

立つ事は飛ぶ事である
立つ事は巾がであり
立つ事は踊りそのものである

2005.10.26.
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