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零が眠りからさめる時 時間が生まれる

酸素は酸素を呼吸して生き 存在しているように
宇宙は宇宙を呼吸して生き 存在している

まず呼吸することだ そこで零となる
零なくて可能性はない
まず呼吸だ 自らの呼吸だ 宇宙呼吸だ

神話も可能性も 零を基としている
零という答えのないものを
自己を呼吸するという折り返し運動なくして
零も零たり得ない

可能性は答えのないものから反転して来る
生きた存在として やって来るのだ

デカルトは その折り返し運動で
零を創る事を知っていた
零というより 生きた存在を
創る事を知っていたのだ
しかし 零と可能性という神話の足音を聞かなかった

自己が立ち 自己が可能性を持つ為には
自己が自己足りうる者には 零が必要なのだ 
神話の原点が必要なのだ

零と可能性が 同時存在している
神話の精が それにささやく
零になった時に 荘厳なる朝と共に零は眼を開く
静かに零は 眼を開くのである

光司が「僕はワニの眼から生まれた」と言ったあの一瞬である
零が眼を開くのは その時である

零が眼を静かに開く時 「時間」が現われる
存在の生きている「時間」が

「時間」と「存在」は 同一である
天使がラッパを吹くのは この時である
魂の夜明けを告げるラッパが鳴り響く

人類に平和と幸福が 永遠に来たらんことを

1995.09.20.
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| 1995年 | 23:11 | TOP↑

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