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クンバメラ 真実なる響

考えが新たに湧いてきた
内なる声が「時間を引け」と聞こえて来た
インドがもう一つ はっきり分かって来た
フリフリのヨギの群集がいる
それでもインドは平気だ
モダンな者はすぐそこで何とか考える 良いとか 悪いとか
彼等は時間を超えているのだ

おお 私も踊り狂いたくなって来た
時間を越えると そうなれる
時間を引けば踊らざるを 得ないのが分かって来る
泣いて 涙に満ちて踊り狂いたい

十四日の夜中だのに クンバメラの熱は消えない
方々から巡査の整理する笛の音や
群集の讃歌の渦がやまない

インドは素晴らしい
政治が悪くて 米が高くて困ってはいるが
すべての人々が踊っているし 踊る事の出来る人々である

おおインディア!
歌の高い声は マイクを通じて一群の遠くで歌っている
それはあのアジメールの村人の歌う歌である
私はその歌声にひかれてテントを出る
キャンプ場の裏門はおそらく閉まっている
表門を乗り越えてでも行こうとしたら
棒をもった警視の者とばったりあった
尋問された私は逃げかくれてテントにもぐり込んだが
あのアジメールの村人の讃歌の強烈なこと!

ああ 素朴なアジメールの村人たちよ
女は顔を布で覆って人に見せない
下積みにされながらも 彼らの心には平和がある
モダンではなく 地に足をつけて歩き生きている人々だ
牛フンを頭に乗せて 町に売りにゆく人々だ
クジャクが彼等のそばで安心して歩いている
そんな平和な人々の 心から湧く神への讃歌だ

知的に組み合わされた神への讃歌でも何でもない
ただ 素朴な元のもの
始まりが始まる喜びの歌だ
シャクティ そのものなのだ

おお 私は彼等の中に溶け込みたい
彼等の歌声をしたって付いてゆきたい
たとえ それが何処であろうと どこまでゆこうと
低い階級のみじめにみえる姿の中であったとしても
私は付いてゆきたい

インドはここに生きているのだ
低い階級の人々の中に
ガンジーはそこに神を見たのだろう!

(インドのハリドワールの十二年に一度の大祭に参加して)

1974.04.15.
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