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通過する者

星は黙って通過する
太陽も 月もだまって通過する

人間も 一つの星と
同じようなものである
通過する者だ
それを道草ばかりくって しゃべってばかりいるのである 

通過する者には おしゃべりがない
人間の顔が向い合っていると おしゃべりが出てくる
いわゆる 言語の世界に入る
通過する者には 言語がいらない

通過する者の顔は少し上向いている
人間が問題となると 顔が向い合ってくる

人は一つの 通過するものである
人間に関りがなくなってくると 向い合った顔が上向いてくる

すると一つの通過する者となる
向い合う顔から 上を向いた顔に構図が変ってくると
言語の世界から離れて来る
人間間のわずらわしさから離れる

向い合うか 上向くかである
少し上を向くだけで 言語が消えてくる

構図の世界 幾何学の世界に入ると
人は違った世界に入れる
意識をこの宇宙より遠くにおいて顔を上向けよ
幾何学的に構図を変えよ

顔を向い合わす構図にいると 
言語の世界に入り 言葉を必要とし
高い世界から滑り落ちる

一点を見つめて 顔を斜め上向けよ
意識を宇宙のはるか彼方におくのだ

愛や 親切やらを気にするな
通過する月や太陽や星のように通過する者となれ
人を助けよう 人に説教をしようなど思うな
そんなのは自分自らが助かっていない証拠だ

言語をおさめよ 言語から離れよ
通過する者には言語がない
言語は向い合っている者だけに必要なのだ

人間というこの言語を必要とするカルマから離れよ
宇宙的カルマから離れよ
宇宙の彼方でいつも居よ

人からも自由を得て「人間」という言語からも
はるか彼方の根源で居れる

時間と空間と人間から離れるのだ

1978.10.02.
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