FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

カバは頭を消し去る

イタリアの神話学者のヴィコは 詩と神話の大切さを
理解しており 神話の発見者といわれるぐらい
神話の大事さを唱えた人である
ヴィコは太古の人類の精神を研究した

一方デカルトも 詩については理解していたが
神話に関することは分らなかった
デカルトは 古い人々のことを学問がないから
考え方も間違っていたと思ったから 少々軽蔑していた

しかしヴィコは その教育を受けていない太古の人々の
持っている感性が すぐれているととらえていた

デカルトはその反対だった 
そこでこの宇宙を現実的に研究していった
そしてデカルトは言った
現実の世界によって掴んで来る知恵によって未来を創るのだと
彼は物理学者であり数学者であった

ヴィコはデカルトの考えに反対した
デカルトはヴィコの考えに反対した
ところが良く考えると
ヴィコもデカルトも正しいことを言っている

今我々はそのことを統一する必要がある
現在の世の中はヴィコの世界でなしに 
デカルトの世界になっている 

ところでよく考えるにやはり知や知識というものも必要である
ところが知識を頭の中に詰め込むと失敗する 

知識はポケットに入れておくべきである
頭はいつも空っぽにしておくと 知識で捉えることの
出来ない情報が入ってくる

今は我々のどこの家にも屋根の上にアンテナを置いている
そのように頭を空っぽにして
宇宙にアンテナをはっていなければならない

だからヴィコという人は
こうしてアンテナを張ることを考えた
デカルトはアンテナをもたずに目をもって
この世界に入っていった

ところがそのデカルトも良い事をいっている
数学的知識でこの宇宙を見つけることが出来るが 
しかしその奥は 数学的な知識では捉えることが出来ない
奥は頭でなしに 感覚的な感性でないと
入っていけないと言った

しかしそれには ヴィコのいったエンプティアンテナを
持たねばならない
ヴィコのいうエンプティアンテナは確かに必要である
しかしもう一つ デカルトのいう知識も必要である

ヴィコもデカルトもそれぞれいいことを言ったが
その奥まで入ることは出来なかった

このふたつが一つになって
もっと奥まで入らなければならなかった 

そのもっと奥にいくのに 一つの秘密が必要になってくる
それには賢かったらいけない
故に知識をポケットに入れて 頭をエンプティにする

ところがこれがなかなか なれなかった
50年間費やしても とことんなれなかった
ところがついになれた
それはカバを拝んだからなのである

それはエジプトが既に知っていた 
だからエジプトは素晴らしかった
エジプトの大昔の人はカバを拝んでいた
エジプトではカバがお産の神になっている
それは命を生むもの

カバのことを考えると
自分たちの知識はどこかへ行ってしまう
その空っぽの中から命が生まれる

空っぽにならないと 命が生れてこない
カバが我々の助けの神である

2001.06.10.
スポンサーサイト



| エッセイ | 00:25 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT