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気息のみがある

平和を求めている者には平和は来ない
求めがあるところ 
即ち受けのあるところに それは来ない
受けのない所 そこにブラフマンそのものが立ち上る

受けがないとは何か
それは現象世界の形相を取ること 
つまり存在事物の形をも取り除くのである

ブラフマンは宇宙を呼吸する一者なるものである
その一者が自らを呼吸するのである
それがブラフマンの公式 すなわち
1-1=0 0=1-1

1という数が消され 0だけが残る
一者さえもそこでは消される
一者自らが 一者に吸い込まれるのだ
そして再び 一者が吹き出される 
ここには気息があるだけである 

そこには距離のない世界 
即ち時間も むろん相もない世界がある
形も消されるのである

ブラフマンなる一者があった 
そこから夜の静けさも 波打つ大洋も出来た

しかし一者は
それを創ろうと意志したのではない
彼は呼吸するのみであった

そこで創造するという意志は消された
美感とか知情意は そこにはなかった

ただあるものだけがあった 
それは気息である

2004.02.13.
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| 2004年 | 09:48 | TOP↑

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