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A点は本物への入り口

人間の背骨の中に、宇宙に感応する特別な機能があります。そしてその背骨のどこが一番敏感なのかと言いますと背骨の心臓の高さの所がそのポイントになっています。私はそこをA点と呼んでいます。

子供が母親のお腹に宿る時に一番始めに点が出来、点から一本の直線になります。それから、次に頭と手足といった風に0次元から、一次元、二次元そして三次元と立体的に人間が形づくられてきます。自分たちは死ぬ時にどうなるのかと言いますと、そのA点から宇宙へ抜けて行きます。

昔、幾何学が生まれました。紀元前300年頃ギリシャの幾何学の父といわれたユークリッドは、点とは何かという定義に入りました。線というのは、その点の集まったものです。ところが、その点とはどれが点かと言う事が問題になります。

小さな点をここに描きます。しかしそれは点ではないと言われます。なぜならそれは小さな点であっても面積があるからです。それでもっと小さな点を打ちます。しかしそれも面積我在るから点ではないと言われます。そんなことを言っていては点を描けないという事になります。そこで線とはどういうものかと言う事です。

一本の線を引くとしましょう。しかしその線にも大きさがあって面積があるから、それは線ではないと言われます。すると、線も描くことが出来ないということになります。となると点と線は、無いではないかということになります。困ったことです。しかし点と線は確かにあるのです。それを見せる方法があります。

そこで一枚の紙の半分を真っ黒に塗りつぶして下さい その黒と白の境目が線だという事です。それで初めて線をみることが出来たわけです。

そこで考えることには、線にも点にも面積が無いということは、時間が無いということにもなります。そのようにこの世の中には、やはり時間の無いところがあるということになります。

そこで自分たちの背骨を考えてみまょう。意識で背骨の中心線を探してみましょう。背骨には必ず縦に一本中心線があるはずです。〈そこをヨーガでは スシュームナと呼んでいます)即ち時間も面積も無い中心線がある。その中心線に意識を集めてみて下さい。

こうしてそれに意識を合わせ、そこに集中していますと、無時間の世界に入ることが出来ます。これがメディテーションの一番大切な技(わざ)なのです。これをしないで、いくらいろんな瞑想やヨーガの呼吸法をしても、本物に近づくことは出来ません。

真理は時間や合理的な、知識のはるか上を飛んでいるものです。星は悟性の竹竿では、叩き落とせないのです。

この瞑想でA点が敏感になり、時間を超えて真実なものに意識が触れると「ふるえ」の経験を持てるようになります。もし考えていることや、聞いている話の内容が、本物に触れている場合、自分のA点が急にふるえ上がります。この体験を哲学者、科学者、芸術家、宗教家は無論のこと一般の人も持たないと宇宙の本質に入ってゆけません。

このA点のふるえの体験によって、考えたこと、意識したことが本物であったかどうかを確かめられるのです。研究者はこのようにして、宇宙の真実に接近することが出来ます。

これは無時間の中で体験する経験です。そこは合理の届かない世界であり、非合理の原始意志なる真実が広がっている世界なのです。
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