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詩神が現われた ①

今から数ケ月か、或いはもう少し以前か『詩神』が私の元に姿を現わして下さった。それは初めての事であった。詩に神という実在する神格をもったものがいるとは、思ってもみなかった。その『詩神』が私の元に現われてくれたのである。

そして、それは霧の姿をもって現われ、……私の考えている事、思っている事を次々に消してくれた。(それは間違いである)(それは間違いである!)と、私の思考をすべて次々に消してくれたのである。

……という事は、私は何も考えてはいかんという事でもあった。お前の思う事、考える事は、どれもこれも皆間違っている――思考を止めろ‼という厳しい警告で、それはあった。

さて、私にそれができようか?………何も考えてはいけないのである。思いと考えを止めるという事……そんな事は出来るのであろうか?と思った。そしてそれを試みたが、やはりいつものように思考が次々に起きて来るのであった………人間というものは一刻たりとも思考の止まった時がない程、いつも何かを考えている。

――ではこれを、こんな人間をどうして変えられるのであろうか?どうしたら思考が止められるのか?自分の思考が皆間違っているという事になると、やはり考えてはならないのである――。
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