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復活祭(イースター)

今朝 曇天となり 四年ほど前のピンボケのバラの時の
雨が降ったイースターの事を思い出した

ピンボケの世界が見える
一面に見える 全宇宙に見える

神話がここにあった
消えて現われたもの それが宇宙だ
そこにピンボケの影像が見える
神話 神話 神話が見える

長い間 約半年間 私は詩を書けなかったが
やっとそれが書けたのだ
それは神話を探して その実現を探してさ迷っていた
だがまともに それが書けたのである

「消えたものが現われているのでなしに
消えて 現われている」と見たとき
それが自分のものとなってきた

一旦消して 現わすのだ
消す時 自分も消えるのだ
そして 現われて来るのだ

人間は一旦 消されねばならない 
それには一旦宇宙を 眼の前のものを消すのである
そして 現わすのである

「消えて現われたもの」
そこに礼拝なる透明なるもの
金線で織られた世界が 細やかで
ピンボケの世界が見えてくる

これが神話だ
現実がない世界だ

現実がない世界だ
神話はそれだ

礼拝 礼拝 礼拝の世界が見える

三月 三十日
復活祭の朝

1986.03.30.
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| 1986年 | 00:11 | TOP↑

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