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乙女

私の中に あなたがいます
あなたは 私の中にいます
おお乙女よ あなたは私だったのです

私の中に 私がいます 
あなたもいます
私の中に あなたと私がいるのです
乙女よ あなたは実は私だったのです
私の願いも あなたの願いも 実はここにあったのです
私とあなたは 二つではなかったのだということを
乙女よ あなたは私の外にいますが 本当は私自身なのです
乙女よ あなたは私だったのです

私は何と 親しくあなたを無条件に慕い 讃え
あなたに 仕えることが出来るのでしょう
私は 私自身への捧げを
乙女よ あなたに捧げることが出来ます

あなたの願いも それだったのです
私の捧げを 欲していたのです
一つであるものが二つになって それを知るための発見の
出会いの喜びを知るために あなたはいろんな
手をつかって わたしの傍に近づいて来ていたのです

私の願いとあなたの願いは 一つだったのです
二つのものが一つに結ばれ 捧げ合うことの喜びが
秘密の内に 行われることを
私は あなたに

あなたという言葉は 忘れました
おお 私のあなたよ
乙女よ 私の内に家を打ち建てました
小舟に乗って 乙女はまた遠くへ出かけました

しかし わたしはもう悲しくなくなりました
乙女が かならず私のところに
いや 彼女の家に帰ってくることを 私は知ったのです

私は又の日 乙女が彼女の故郷 私の心の内に帰って
旅のみやげ物や 旅での話を私にたくさん 
語ってくれる日のことを身近かに感じるからです
私は さみしくも悲しくもなくなりました
私の家が 見るもの全ての中にあるのを見ました
全てのものが私に 乙女のかんばせを漂わせてくれます

私は私の中に 彼女らの家を見いだしました
彼女がたとえ 大洋に小舟をあやつって行こうとも
私は ついて行けます
彼女と共に 私はゆくのです
彼女について私は行くのです 大洋へ
そして そこでの旅の物語を
全て 筆にすることが出来るでしょう
私と乙女が 大洋へ旅してゆく
楽しい波さわぎを

1967.06.12.
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| 1967年 | 12:49 | TOP↑

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