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宇宙的神話と地球的神話

宇宙的神話と地上的神話とがある
我々が得てして地球的神話の中にいる
地球的神話の中にいると
地球の表面を歩く者としての人間となる

それを基礎としてものを考える
それを基礎として生きる 歩く人間として
そこには 天上には星と空があり
あたりに 鳥 樹 山 空気 机 椅子がある
それが地球的人間である

しかし人間は地球の人間でなく 宇宙的存在である
人間はもっともっと 意識を宇宙にとばして
大きい宇宙に生きねばならない
地球にいるから 墓場の土を考えたり
親から産まれた誕生を考える

人間はそういう 一時の生死の中に生きているのではない
宇宙的に永遠に生きているのである神話も 神信仰も 文明も地球的であってはならない

有であろうと無であろうと 
長であろうと短であろうと 
生であろうと死であろうと 
白であろうと黒であろうと
鳥であろうと人間であろうと 
花であろうと水であろうと
太陽であろうと月であろうと 
真理であろうと不真理であろうと 
そんなちっぽけな事に耳傾けるな
そんなちっぽけな中に生きるな

時間 空間 神 
神々 信仰 歩く人間 飛ぶ人間を超えて
この宇宙を抜け出よ
そこに神話があり 神があり お前そのものがある

神とお前という そんなものはどこにも見あたらないのだ
そこに神話があり 詩があり 花の精がある

それは透明な線によって 織られている
透明な角度によって織られている
お前がそこにある

真理と不真理を越えよ
地球を越えよ 宇宙を越えよ 考えを越えよ

羽ばたけ 大鳥となれ
宇宙を包みこむ者よ
宇宙を動かす者よ

1989.12.13.
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| 1989年 | 00:23 | TOP↑

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