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崇拝

踊りが 間近かにあるのを感じる
自分一人が 全宇宙の富をうけたようだ
よろこびは無限である

愛を乗り越え 愛をぶち破り
本当のものの実現が可能となったのだ
愛を乗り越えた事のよろこび

愛はずい分 私を苦くるしめた
これを何とかする方法がないかと
それと 向かい合った

愛のもつ 何か不思議な謎
人間にまだ その正体を
あらわさない魅惑
悪い意味での魅惑力に 人間の本当の姿を 
実現をさまたげられている感じであった

だが―――
「崇拝」せねばならない人々を知り
それにふれた時 愛は消えた

我々が 相手にもつべきものは
愛ではなく 
崇拝 以外にはない

……謎がとけ 宇宙が明けはじめた

マーヤのベールの力は もはや
私を包むことが出来なくなった
いや マーヤ力によったのではなく
まよいは 人間自らの方にあったのだ………

永い間 人間は未成熟
未成年の幾十世紀の歴史をつづけてきた
今やその者たちは
大人に――人間にならねばならないのだ
未成年の人間を乗り越えて

新しい世記が来た
終わりは はじまりであり
それは無限につづく

初めもなく 終わりもなく
人は よろこびの中にいる

「崇拝」の宇宙の軸をまわせ

1965.11.26.

| 1965年 | 11:03 | TOP↑

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宇宙はおどっている

リズムが生きていた
リズム それが生きものとして
現れ 姿をみせた

踊って それは
私と共に
リズムのリズムにのせた

宇宙は一つのリズムであり
踊っている

ラーマクリシュナの踊りの
原因 原動力がここに
あったのだ

生きたリズムになって
踊るのだ

1965.11.04.

| 1965年 | 19:22 | TOP↑

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偉大な聖者が

偉大な聖者が
和歌の浦にいた

彼はかつては
私の兄だったが
今では 
兄とは思えない

かつて兄だったものが
いまでは……

1965.11.03.

| 1965年 | 21:58 | TOP↑

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歌の野郎

我が友人 歌の野郎が踊り出した
歌自身が歌い踊る
一生懸命に歌う
声をはり上げて 
私はそれを聞いて 涙が出てくる

なぜなのだろうと
そのわけをさぐった
すると 歌君と自分の魂
―――生命とが一つにつながって
歌っているからだった
一つになると涙がながれ
踊りと歓喜に酔いしれてしまう

歌よ 音声よ 汝は
生きものだったのだ
私の魂が その魂とつながった時
私は本当に立派な声で歌えた

これが本当の歌だ
歌うことは 楽譜の上にはない
楽譜をこえて歌の生命と
一緒につながって
歌そのものが 歌うのだ

自分が歌うのではない
これを 楽譜にあらわせないものだろうか
歌君よ 我々に教えておくれ
お前は永遠に 知り人のみに
自分の姿を見せるのか

人々がお前の生きているのを知り
おまえの 歌い踊るのを聞いたら
悲しみも 苦しみもいっぺんになくなり
歌と踊りで この世が
うずまってしまうだろう

その楽譜を僕がつくりたいが
それはゆるされる事だろうか
まずそれを お前に問いたい

歌いびと 歌君よ
毎日 私の前に現れて来ておくれ
そして一緒に 歌い踊っておくれ

僕は はじめて音楽
いや歌うことが 好きになった
僕は昔から音痴で
歌うのがきらいだった
これで 勇気がでてきたよ
誰にも負けない立派な声で
歌が歌えるのだから

1965.10.31. 

| 1965年 | 14:56 | TOP↑

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一つの道を

あなたと 私
私と あなたが
菜の花畑で
蜜蜂の羽音をききながら
立ち話をした

私と あなた
あなたと 私が
のどかな湖水に 釣り糸をたれて
キャッキャッさわいで 魚をつった
針をとられ 餌をとられて

私と あなた
あなたと 私が
長靴をはいて
山の小道 田のあぜ道を
うつむきながら 通った
ゼンマイ スミレ
タンポポ セリを
つみながら

あなたと 私
私と あなたが
大きな自然の ふところに
抱かれながら
一つの道を―― 

1965.10.30.

| 1965年 | 11:47 | TOP↑

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