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詩神が現われた ③

人類が築いて来た頭文明はひとえに、この「価値」あるものを求めてのあがきであった。 道を求めるのも、悟りを得ようとするのも、全て自分にとって何らかの価値あるもの、自分に統一を与えるもの、安心を与えるもの、真理等々自分にとっての価値を探し求めて来たものであった。即ち価値というものに憑りつかれ、操られ、努力とさ迷いを続けて来たに過ぎないのである――と分ったのである。

最前いったように、あれこれと思考するのも、その価値あるものを探しての思考であったのである。だから思考すること自体が間違ったさ迷いであったのだ――と分ったのである。すると思考する事が止まってきた。

思考は全て欲から出たものであった。自分を何とか立派なものにしよう――とか、まともなものにしようとかいう欲であった。無価値こそ真理であり、無価値こそ自己の本性であり……価値を求め歩いてはいけないという事であった。それが分った事は悪夢が破れた一瞬、瞬間であった。

安らぎが自己の内から湧いて来た。ここ約70年間考えに考え続けて来た事は、無駄な事をしてきた事であったと分った。しかし分ったから良かった。それに気付いていなかったら、生きている間じゅう、思考し続けていた事だろう。これで頭文明のクモの巣から逃れる事が出来たのである。思考文明から――

| エッセイ | 20:37 | TOP↑

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詩神が現われた ②

……そんな事を自分の課題として毎日訓練を続けていたが、やはり間違っている思考だといわれる、その思考を止めることが出来なかった。人間は考える動物だから、思いが次々に湧いてくる生き物だから。………といっても、自分の思考はすべて間違った事を思考していると、詩神が言うのだから、何とかして詩神の御心にそいたいと思っていた。

………そうして少しは思考する力が弱められた自分に気付き始めた頃、ちょうど新年がやって来た。年賀状があちこちから入って来た。その一枚に能美さんのものがあった。それには能美さんが、東京の集会でアーサーから150年生きる太陽瞑想を教えてもらい、それを続けていた或る日、瞑想中の手の平に一枚の葉(落葉)が舞い降りて来ていた。それを能美さんが、その年賀状に絵を描いてくれていた。その絵はすごく上手で、光っていた。どんな画家も及ばない程の落葉が描かれていた。

私はそれを見た途端、一つの大切な閃きを得た。それはその落葉は宇宙が手の平の中に舞い下りて来てくれたものであると直感した。能美さんはそれを掴んだのである。即ち「無価値」という宇宙の宝を掴んだのだ―――と私は思った。それから私の頭はグルグル動き、今日までの人類の謎が解けはじめた。

その謎を解く鍵は「価値」という一文字であった。人類のこれまでの文明はこの価値という悪魔的な一文字によって支配されている事が分った。

| エッセイ | 22:53 | TOP↑

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詩神が現われた ①

今から数ケ月か、或いはもう少し以前か『詩神』が私の元に姿を現わして下さった。それは初めての事であった。詩に神という実在する神格をもったものがいるとは、思ってもみなかった。その『詩神』が私の元に現われてくれたのである。

そして、それは霧の姿をもって現われ、……私の考えている事、思っている事を次々に消してくれた。(それは間違いである)(それは間違いである!)と、私の思考をすべて次々に消してくれたのである。

……という事は、私は何も考えてはいかんという事でもあった。お前の思う事、考える事は、どれもこれも皆間違っている――思考を止めろ‼という厳しい警告で、それはあった。

さて、私にそれができようか?………何も考えてはいけないのである。思いと考えを止めるという事……そんな事は出来るのであろうか?と思った。そしてそれを試みたが、やはりいつものように思考が次々に起きて来るのであった………人間というものは一刻たりとも思考の止まった時がない程、いつも何かを考えている。

――ではこれを、こんな人間をどうして変えられるのであろうか?どうしたら思考が止められるのか?自分の思考が皆間違っているという事になると、やはり考えてはならないのである――。

| エッセイ | 21:28 | TOP↑

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朝焼けの響

今の人間のDNAは汚れ切っている
そんなものにまかせておれない
このままでは人類は滅んでしまう

直線と零の神秘が隠されている幾何学
宇宙の根源の構図
夢の架け橋 魔法の小箱を今 ここに開くのだ

幾何学的ヨーガの開幕 詩と神話の登場
雄叫び
静かで しかも力強く燃えているもの
自己と宇宙 親と子の共同作業が始まる
我等はその神への使いだ

朝焼けは黄金の日々の開幕
それは正しく「吼え声」
未来に向って直結し 夢と希望と
空想と力との結合する

吼えよ人よ 未来に呑み込まれ 未来を立たしめる
朝焼けの響きと共に

紅の絵筆は 魔法の小箱から取り出された浄福の雄叫び
太陽よ 来ませ 浄福の炎よ
七頭立ての馬車に乗って 清らかな波動を撒き散らし給え
人間のDNAを透明なものと成し給え

黄金の音波 黄金の色彩波 黄金の香りある
人類社会を作る為に
おお 透明なる角度を持つ者よ

2006.03.03.

| 2006年 | 23:20 | TOP↑

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矢印も生きている

人間の持つ楽しみは、小さなものの中へ入り込んでゆきます。大きいもの、長い距離、それが人間を幸せにしてくれます。
それと踊りと舞と遊戯というものを取り戻す事です。直線であると物は折れてしまいます。少しの小さい楽しみだけの中で生きている人間にとって、それ以外にどんな楽しみがあるのか、余り考えてもみません。

自然に眼を移して下さい。花も星もきれいです。しかしもっときれいなものが至る所にあります。まだ人が全然気付いていない神話性とか詩とかいうものがあります。

1+1=2になります。2-2=0になります。これを不思議とも、面白いとも、神秘とも思えない人間になっているのです。この中に詩があり、神話があると誰も気付いていません。

矢印一つでも詩であり神話なのです。生きものなのです。人間は生きて動いているものだけを生き物と思っています。
石ころでも、花でも、矢印でも1とか2とかいう数字でも、皆生きているのです。
下の矢印を見て下さい。

img068.jpg

矢印が皆さんに挨拶をしているのです。
今までこういう事の分った人はほとんどいないのです。

| エッセイ | 21:50 | TOP↑

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